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2011.08.12

冷夏のパリも楽し

山岡 茂(アートディレクター)

7月初旬、ローマ、パリへと旅立った。ローマは例年のごとく30℃越す暑さ。例年と言っても毎年行っている訳ではないのだが。この調子だとパリも半ズボンでブラブラ出来ると思い夏物の軽装のみをバックに詰め一路パリへと。

空港に降り立った時には、さほどでもなかったのだが、あくる日の早朝、時差の為5時頃目覚め屋根裏部屋の窓を解き放つと、雲天の冷気がアンニュイな風と共に部屋に流れて来る。まだまだ日が昇るのはこれからと。

そうこうしている間にも一向に天気は晴れもせず、パリ特有の低く重いグレー一色の空模様。街行くパリジャン達も厚手の毛糸や秋物のコートを羽織って歩いている。一方、旅行者は肩を窄めて半ズボンにTシャツ姿。夏の季節もどこかに飛んで行ってしまった。コリャ、バカンスで暑い南の土地へ行きたくなるのも必然と妙に納得。

近くでサマーセーターを買い、持ち合わせの長ズボンを履きとにかく散歩へとセーヌ川方面に向かう。

前置きが長くなってしまったが、この写真は薄日は差してはいるが、寒々しい光の弱いパリで撮ったもの。場所はパレ・ロワイヤル近辺の地下鉄の駅の出入り口をアートで飾っている。この辺りはルーブルも近く、旅行者も満杯。

7月14日の巴里祭に因んだアートイベントなのか判らなかったけれども、この周辺には様々なアート作品が街頭に置かれている。その中の1作品だと思うが明るくポップな色調の球体がパリの重い空気を柔らげる様に又暗い地下鉄の出入りを楽しく誘う様に作られている。

この様に公共の施設にアーティストやデザイナーが参加出来るのはさすがフランスの文化政策と、震える身体で撮った1枚。街中が楽しく歩き回れるパリは不景気にも拘らずやはり頑張っているなぁと実感させられた1日だった。

“冷夏のパリも楽し” への1件のコメント

  1. midori murakami より:

    すっごく可愛い!!!
    今こんなの日本で見たら、元気になりそう!

    数年前の8月のパリ、すんごくすんごく暑かった。
    そんなにその年毎、夏の違う街なんですね〜。

    行きた〜い!!!

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