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2011.09.02

ジャケ買いは不滅です!?

安藤耕一郎 (クリネタ編集団 / フリーエディター)
ONE FOR ALL 『INVADES VANCOUVER!』
(Celler Live CL091210)

書籍、雑誌から音楽や映画などが、今後ますます“データ”で配信されてしまうようになってしまうと、いわゆる「ジャケ買い」の楽しみが減ってしまうのではないか……と、わたしはとても心配しています。

音楽のことに限って言えば、LPの時代には、もし内容が自分の期待するものではなかったとしても、そのカバーデザインが気に入って、その後は大切な愛蔵盤として末永く手元に置くことになったということも多くありました。

ところがCDが主流の時代になるってみると、めったにそういうことがありません。登場してから間もなく30年というのに、どうもあの約125mm×140mmというサイズがネックになっていているのか、美しいカバーが少ないのではないかと、個人的にはちょっと寂しく感じています。

そんな不毛(?)な時代にあっても、ちょっと気になってついつい「ジャケ買い」したものを、今後はここで取り上げていきたいと考えています。

さて、その第1回目に選んだのはジャズのユニツト“ONE FOR ALL”の『INVADES VANCOUVER!』です。amazonで新譜のチェックをしていたら、美女が空に向かって何かを叫ぶ“吹き出し”がデザインされている、摩訶不思議なビジュアルが目に飛び込んできました。もちろん迷うことなく「ジャケ買い」です。

手元に届いたCDを見ると、そこそこ名の知れたメンバー6人によるジャズユニットのライブ盤だったのです。そこで、このカバーガールは一体誰なんだと、老眼では判読が厳しいほど細かい文字のライナーノーツやクレジットを何度読んでみても、彼女のことは書かれていません。こりゃ、わたしのようなオッサン向けなのか、それとも関係者の誰かと退っ引きならない理由があったのか、こちらは知る由もありません。

ハードバップの熱い演奏内容とは、まるで関連性のなさそうなカバーをどのような意図で決めたのか、まったく謎は解けないままですが、勝手に色々と想像するだけで、楽しい時間が過ぎていきます。

やっぱり「ジャケ買い」は止められません!

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