【ウィークリーネタ】 毎週月曜日更新中!

2011.09.23

ラグビーが教えてくれたこと

長友啓典 (クリネタ編集長 / アートディレクター)

4年に一度開かれるラグビーのワールドカップ(W杯)がニュージーランドで開幕された。サッカーの話題が、特に女子「なでしこ」が話題の中心であったのが、2019年には日本でこの世界大会が開かれることが決定したことで、このところマスコミもラグビーのニュースに注目し始めた。

現在中学、高校生の諸君が大人になった頃には世界から日本へと列強国がやってくる。若者達にもラグビーへの興味を持ってもらわねばならない。その頃彼らがリーダーシップをとる年代だからだ。

予選リーグの第一戦は9月10日にフランスと闘った。カーワン・ヘッドコーチ率いる我が「日本」は予想に反しての善戦となり、一時は4点差までにじりよったが、実力(子供の頃から芝生に馴染む習性)の差というか、格(これぞ伝統)の違いで破れた。それは惜敗と言われるものであった。

僕は高校生のころにタイムスリップしていた。大観衆を背に緑の芝生(ピッチ)に立っている自分を思い浮かべていた。50年前の大阪花園ラグビー場(全国大会)で東京の実力校「保善高校」との第一戦である。大阪府立天王寺高校のフォワード第一列2番の背番号をもらいスクラムを組んだ。ファーストスクラムの恐怖とこれから始まるゲームの期待で足が震えていたのを思い出す。

僕はラグビーから多くのことを学んだ。「オールフォーワン・ワンフォーオール」といわれる今では一般的になっている格言(?)がある。「ひとりは皆のために皆はひとりのために」という。チームワークの有様を一言で表現した名言である。

この言葉を知り、練習を繰り返しているうちに様々な局面に対した時に咄嗟の判断をすることを教わった。敵陣に向かって一つの球を「蹴り」、「投げ」、「パス」をしている間にそれが身体に摺り込まれた。次なる人が如何に展開をし易く出来るかを見極めてボールをパスして、つないでいくのである。

この事が今でも僕の精神的な支柱となっている。どのようなスポーツでも、習い事でも、日常の営みにおいてでも良い、このことを知ることができるはずだ。

言葉が足らないが、継続して何かをする事から、見つめることから、知ること、教わることが多いはずだ。ラグビーのTV中継を見ていてそのように思った。

(日刊工業新聞より)

“ラグビーが教えてくれたこと” への1件のコメント

  1. midori murakami より:

    長友さん、こんにちわ。私はしつこくしつこく習っているBALLETを通じて、教わる事の多さ、実感します。

コメントする

*必須

*必須 Emailアドレスは公開されません