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2011.10.21

ジャケ買いは不滅です!? #3

安藤耕一郎 (クリネタ編集団 / フリーエディター)
Hanjin『Raw Jazz』 BBS RECORDS

第3回目に選んだのがHanjinです。

ちょっと小太りの東洋人がマイクに向かってシャウトする姿にインパクトがあるけど、これって1950、60年代にはけっこうあったパターンだと思います。

例えば、みなさんも一度は目にしたことがあると思いますが、『Helen Merrill with Clifford Brown』なんて、これの典型的なパターンですよね。

そういうこともわたしのアタマの隅にあって、これは“名盤”の流れかと、ついつい購入してしまいました。

11曲のジャススタンダードをピアノトリオとギターが加わったクァルテットをバックにした、男性ジャズシンガーのアルバムです。

“Sweet Lorraine”にはじまり“Honeysuckle Rose”や“Cheek to Cheek”、“A Foggy Day”など、アップテンポからスローバラードまで、ちょっと恥ずかしくなるくらい(?)の大スタンダード大会です。

不勉強で、このHanjinというシンガーのことはまったくの初耳だったので、早速Googleで調べてみました。

シンガポール出身で本名はTan Han Jin(漢字では陳奐仁)。現在は香港を中心に活躍していて、これまではポピュラー音楽の作曲家、プロデューサーとしてアルバムをだしている……とあります。

そして、2009年にリリースしたのが、この『Raw Jazz』ということで、彼にとっては初めてのジャズアルバムなんだとか。

さて、肝腎の中身なんですが、このジャケット写真のままで、ちょっと頑張りすぎなんじゃないかという気がするほどの“熱唱”ぶりです。

聞き手としては、もう少し頸動脈辺りの力を抜いてスウィングしてくれたら、秋の夜長にも疲れずに楽しめるのにと感じましたが……。

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