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2012.04.20

何か変だと思っていたのですが……

安藤耕一郎 (クリネタ編集団 / フリーエディター)

今回はDeweyとJoshuaのRedman父子の「CHOICES」です。レコーディングされたのが1992年ということで、発売から20年近くなりますね。

父親のDeweyは1960年代から所謂フリージャズの世界で活躍していて、オーネット・コールマンやセシル・テイラーなど、“伝説の巨人”たちとも度々共演していました。70年代の初頭には若きキース・ジャレットのアルバムにも参加したり、90年代末まで現役として活動を続けました。

一方、息子のJoshuaは名門ハーバード大学卒業という異色の経歴で、このアルバムは大学卒業直後というタイミングで録音されたものでした。翌93年には彼自身の初リーダーアルバム『JoshuaのRedman』を出し、その後は次々と話題作を連発し、現在では最も人気のあるサックス奏者のひとりになっています。

肝腎の内容ですが、若いころから、首の後ろが痒くなるような(?)プレイをして、ちょっとは名の通ったフリージャズマンだったパパも、齢60を越え、出来の良い息子との初共演を大いに楽しんでいる様子が伝わってきて、フリージャズ嫌いでも、十分に許容範囲内だと思います。

 

さて今回、発売から時間の経ったアルバムを選んだ最大の理由は、実はカバーの中央に描かれたカタカナのタイトル『チョイシズ』です。発売元のenjaは、ドイツで生まれたジャズレーベルです。クレジットを見ても、このアルバムに日本人ミュージシャンはひとりも参加していませんし、Cover DesignにもH.P.Pitterleとあって、この人も日本人ではなさそう。それではなぜカタカナ表記をしたのでしょうか?

これはあくまでも推測なんですが、デザイナーというのは、時としてあまり深い意味もなく、このカタチが気に入った! みたいな理由で、文字を画像のように使うことがあり、これもそういうことなんでしょうかねぇ……??

それにしても、この“CHOICES”という英単語を“チョイシズ”と表記したことの意味は訳分かりません。辞書で調べてみても、「choice」の複数形である「choices」は、カタカナにすると「チョイセズ」(発音記号は「tʃ́ɔɪsəz」)ではないかと思うんです。

何があってこんなことになっているのか、どなたか、わたしが気になってしかたない、このどうでもいい謎解きをしていただけませんか。

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