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2012.04.27

はじめての写真展

吉永 淳 (クリネタ編集団 / フリーランスコピーライター)

酒を飲むことも好きだし、料理を作ることも食べることも好きだし、スポーツを見るのも好きだが、趣味と言える趣味はない。そんな僕がある趣味の世界に足を踏み込もうとしている。30年近く前からの友人でCM制作会社パラダイスカフェの追分さんから写真を習ってみないかという話をいただいて、月に一度の土曜日の昼間に行われる「池本さやかの写真教室」に出席することになった。先生はけっこう美人で、性格はとても男前である。

アマチュア写真家20人が約半年の間に何度かあつまって撮ってきた写真を見せ合ったあと、先生と一緒に選んだものを半年後のグループ展を出展するという。今年1月の第3土曜日、見学するだけの予定だったが、すでに入会することになっていたらしく、僕は成り行き的にアマチュアカメラマンになっていた。

さて、何を撮ればいいのか。展示に耐えられる写真が撮れるだろうか。家庭や仕事に直結することではないので不安ではなかったが、思い切り恥をかくのではないか、という思いは今でもある。普段ケータイカメラでは撮ったことはあるけれど、実際には写真は趣味でもなんでもない。そんな僕が3月の初め頃からカメラを首からぶら下げて街をスナップすることになった。

買ったカメラは富士フイルムのデジタルカメラ「X-10」。昔のキヤノンA-1のような手触りで、ライカのカメラにも似たデザイン。見かけはアナログだが、機能は驚くほどデジタルで、動画も撮れる。不思議なことにこのカメラを持つだけで、ひょっとすると、ハマるかもしれないと思えてきた。とにかくワクワクしてきたのだ。

最初はとりあえず地下鉄で根岸へ行って街や公園を歩きながら写真を撮ることにした。デジタルカメラって、メモリーカードを買えば、どんどん撮れるんだ。遅ればせながら、そのことに初めて気がついた。猫をとったり、池の蓮をとったり、カモメを撮ったりした。

さてグループ展には、どんな写真を出すのか。悩みに悩んだが、「商店でいつもお世話になっている人」をテーマにすることにした。芸術的な写真にはほど遠いが、いつも首からカメラをぶら下げて近所を歩いて見ると、たくさんの人が笑顔を見せてくれた。何気ない雰囲気を演出するために、被写体になる人にもシャッターを押してもらって、そのときの僕を映してもらった。僕の酔っ払った顔、徹夜明けのぼんやり顔、下心いっぱいの顔・・・。本人がシャッターを押した写真より面白いのはなぜでしょうねえ。カメラの設定はもちろんオートフォーカスで、最適な露出とシャッタースピードを設定してくれるプログラムモード。ファインダーをのぞかなくても液晶モニターに映っているので、ガチガチに構えることもない。いい笑顔が撮れたら、立派な額に入れて、タイトルをつけて、カタチだけは何とかしようと思っている。

池本さやか先生のグループ展「さ組写真まつり」は、6月下旬銀座ナインのフォトギャラリーで行われる。どうなることやら。

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