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2012.07.06

ジャケ買いは不滅です!?

安藤耕一郎 (クリネタ編集団 / フリーエディター)

続・またまた新譜ではありませんが……

今回はサージ・チャロフ(Serge Chaloff)の『Blue Serge』です。1956年録音なので、当然これまでにも何度かCD化され、昨年には、な、なんと¥999で限定販売されました。

カバー写真を見ていただくとお気づきの方もいらっしゃると思いますが、最新の『クリネタ』18号の河西薫さんが描かれた表紙と、このジャケ写がオーバーラップしているように見えるのですが、みなさんはどう思われます?

さて、改めて聴いてみると、50年代に流行した“ウェストコースト・ジャズ”の爽やかさが溢れていて、鬱陶しいこの季節にはピッタリのサウンドです。

とは言っても、ピアノにソニー・クラーク、ベースにリロイ・ヴィネガー、そしてドラムスがフィリー・ジョー・ジョーンズというスタープレーヤーたちがバックのリズムをガッチリ固めているので、ハードなジャズファンにも十分聴き応えのある内容だと思います。

リーダーのサージ・チャロフは1923年生まれで、1957年に33歳の若さで亡くなっていて、このアルバムは死の前年に録音されたものです。ジャズのバリトンサックスというとジェリー・マリガンが有名ですが、もし彼が長生きしていれば……と、返す返すも残念です。また、ピアノのソニー・クラークも1963年、31歳で亡くなっています。

それにしても、彼の“Serg”という名前と、洋服生地の“サージ”を掛けてアルバムタイトルにしているところ、とてもお洒落じゃありませんか。こういう、ちょっとした“くすぐり”がわたしは好きです。

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