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2013.10.07

長野の、おもてなし。

長友啓典(クリネタ編集長 / アートディレクター)

初めて長野県の松本に行って来た。思いがけず充実した小旅行となった。目的は「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」の催しの一環であるお芝居を観る為である。「兵士の物語」(音楽監督 小澤征爾、芸術監督・演出 串田和美に依るものだ)に出演しているバレエ出身の首藤康之さんの追っかけをしているグループの一員に加えさせてもらっている。一人では決っして腰を揚げることはなかったであろう。お陰さまで楽しい小旅行が出来たという訳だ。

何に感動したかといえば、フェスティバルを迎え入れる街中の有様に驚いた。松本という土地柄がそうさせるのか、外来のお客さんに対しての「おもてなし」が心いくまでのものであった。気持ち良くさせてくれた。フィスティバルのお客さんと見れば小澤征爾さんの話に、演じられるオペラの話、お芝居となれば芸術監督をされている串田和美さんの話から出演者一人一人の話、エピソードを気軽に話してくれる。気分良くフェスティバルに参加させてくれる気配が押し付けがましくない。松本にある二十数軒の美術館のうち、松本市美術館(草間弥生展)も碌山美術館(萩原守衛展)、安曇野ちひろ美術館(いわさきちひろ展)にも行ったがそれぞれがお客さんに対してウェルカムだった。嫌味のない対応に心おきなく気持ちを委ねることが出来た。食べ物屋さんも、居酒屋でも、お土産屋さんもあちらこちらにある観光スポットでもそうであった。何がどうなのか「箇条書きにせよ」と言われると困ってしまうが、すべからく気分良く時間を過ごさせてくれた。「おもてなしとは斯くありなん」と感じた

「縄手通り」、「常念通り」、「今町通り」、「天神通り」……横丁、小路の佇まいが良い。お蕎麦屋さん「三城」が美味い(要予約)。そば処「吉邦」も良い。カレーの「デリー」(何故か松本にカレー屋さんが多い)、珈琲の「まるも」も風情がある。お城フェチではないが可成りのお城好きなんで「松本城」は当然お邪魔した。可愛いお城だ。「大王わさび農場」は百年の歴史がある。「蔵久」にも行った。一泊二日の小旅行でもこれだけの堪能ができた。

夜は終演後の首藤さんを囲んで居酒屋「しづか」で宴会を楽しんだ。首藤さんの「松本には良いバーがあるんですよ」とのアイディアで移動しようと思ったらこの期間、予約しないと入れないと分り断念したが、これだけが心残り。来年は必ずリベンジと全員で誓うほどであった。付け加えておきたいのが、天然工房のパン屋さん「Kune.Kune」でお土産にしたパンの美味しかったことだ。(東京でも買えるはずなんだがねぇ)

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