【ウィークリーネタ】 毎週月曜日更新中!

2013.12.23

大阪の日曜日

中村禎 / コピーライター

この着ぐるみが誰か、すぐわかった自分がうれしかった。仁鶴師匠とめだか師匠だ。大阪出張のついでに、なんばグランド花月の公演を予約して見に行った。日曜の朝、9:45開演。ちょっと遅れて劇場に入ると満席で、ピースの漫才がすでに始まっていた。遅刻してスイマセン。

お笑いの芸人さんたちをボクは尊敬している。彼らは自分でネタを考え(企画)、練習して(リハーサル)、舞台やテレビで長いセリフを一個も噛まずにしゃべり倒す(演じる)。映画でいうと、原作・脚本・演出・出演を全部自分たちでこなしてしまう人たちだ。歌手みたいなのがドラマでセリフをしゃべるのとはわけが違う。

1時間ほどの漫才や落語が終わると、いよいよ新喜劇。吉本新喜劇は九州出身のボクにも親しみがあった。毎週土曜日お昼の1時。学校から帰って来てマルタイラーメンをつくって、テレビで新喜劇を見る。ゴールデンパターンだった。岡八郎、平三平、桑原カズオ、池乃めだか、船場太郎、原哲夫、山田スミ子といった名前をまだ覚えている。

♪パララパッパラ、パララパッパラ、パララパッパラッぴっ! ホンワカワッパ、ホンワカ、ホンワカ、ホンワカワッパッパァ〜というおなじみのメロディに泣けてくる。本物だぁ。お決まりのパターンで笑いをとる伝統芸。満喫しました。見に行ってうれしかったのは、来ているお客さんたちの顔を見れたこと。ボクのとなりの席は小学生くらいの女の子だった。鋭いツッコミにケケケケッとうれしそうに笑っている。子どもの頃からここでお笑いを生で見られるなんて、末恐ろしいなぁ。

劇場の外に出て、たこ焼き屋に並んで、缶ビールとたこ焼きを食べながら、ひとりニコニコしていた。しあわせな大阪の日曜日だった。

コメントする

*必須

*必須 Emailアドレスは公開されません