【ウィークリーネタ】 毎週月曜日更新中!

2014.09.01

イノイズム思想⑮「歩行」

柴田常文(コピーライター / クリエイティブディレクター)

「朝ウォー」と名づけて、毎朝1万歩目標のウォーキングを始めて、7月で丸3年になった。よっぽどの悪天候以外、毎朝欠かしたことがない。というのも、睡眠4時間で目が覚めてしまうからだ。朝やることがないので、仕方なく出かけるのだ(仕方なく1万歩というのも、考えたら凄いことだな)。

音楽も聴かず、ラジオも持たず、ただひたすらに歩く。これがいいのだ、うん! と思っていたら、脳科学者の茂木健一郎博士がツイッターでツブヤイていた。

『「歩行禅」という言葉があるように、歩くことは頭の中をからっぽにするにはとても良い。脳がアイドリングし、デフォルト・ネットワークが活性化する。さまざまなアイデアや思いが浮かんでくる。歩くことで、脳をメンテできる。』「歩くこと、是れすなわち、禅なり」だという。「ウォーキングメディテーション」なる言葉もあるそうだ。

博士のお言葉を、もう少し詳しく説明すると
『「歩行禅」とは、読んで字の如く、歩きながら禅を組むこと。ひたすら無の境地で歩くのである。と、脳の状態がいわばアイドリング状態になって、デフォルト・ネットワーク(人間が世の中の出来事や何かの目的、文脈などに捉われることなく活動する場合に働く神経回路網)が活動しやすくなる。感情や運動、記憶といった脳の中の各部位を繋ぐ中心的な役割を果たすのがデフォルト・ネットワーク。これは、何も考えず、脳がアイドリング状態の時に働く。いわば脳のメンテナンス。だから歩行禅をすると頭がすっきりする。』ということらしいのだ。

思わず膝を叩いた。「そうなんだよ! 何も考えずに歩いているのに、いろんな言葉が浮かんでくるんだよ! ある時は企画のキーワードであり、ある時はタイトルだったり、またある時はキャッチフレーズだったりするんだぜ、山ちゃん!(って誰?)」まさに、伊能忠敬由来の、我命名「歩く思想:イノイズム」は、歩行禅そのものであったのだ。

歩行と思考は、音が似ている。「あ、1万歩思考しちゃった」なんて間違ったりもしそうだ(誰が?)皆さんも、禅は、急げ! 詳しくは「クリネタ2014春号」もバックナンバーで読んでね!

コメントする

*必須

*必須 Emailアドレスは公開されません