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2016.02.08

イノイズム思想㉜「ゲス」

柴田常文 (コピーライター / クリエイティブディレクター)

「ゲス」が極まっている。チョッと軽い気持ち? で不倫に走り、いつの間にやら四面楚歌、芸能界追放の極みだ。渦中のベッキーは休業を余儀なくされ、TV番組はもとよりCM契約10社すべて降板、その被害額5億とも6億にも及ぶという。ゲスの張本人の方も、「ベッキーだけが悪者なのか?!」「彼女だけかわいそう!」「不倫は一人じゃできないよ」と、川谷の責任を問う声も根強く、今年の紅白は絶望! だという。

そもそも「ゲスの極み」とは「下衆の極み」と書く。『この上なく下劣で品性が卑しいさま、人として最低であるさま、これより低劣な者は他にいるまいというほど品位を欠いている様子などを意味する語である』と辞書にある。確かにこの名前で彼らが出てきた時にはそのネーミングのセンスに、ちょっと感心した覚えがある。

つくる曲も、甘利辞任大臣も歌った『私以外私じゃないの』や『ロマンスがありあまる』、『オトナチック』、そして今回の不倫スキャンダルはこの新曲の発売のための新手のプロモーションじゃないのか?! と思わせる『両成敗でいいじゃない』と、なかなかキャッチーなのだ。

不倫はいまや「ゲスの極み」なんだろうかね? かつて「文化だ」と言った靴下を履かない男優がいたけれど、ここまで叩かれるのは、LINEでの反省のない二人のやりとりなんだろう。誰が流出させたか知らないが、恐ろしいSNS社会になったもんだなぁ。

『センテンススプリング』と言われちゃ、文春もビックリポン! だろうが、そこに「清原シャブ漬け逮捕!」というニュースまで加わって、国会会期中だというのに、世間は『ゲスの極み社会』だ。こんなゲスなニュースばかりに目を奪われていると、知らないうちにまたヘンな法案が可決されている……かも知れないぞ。くわばら!

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