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2016.08.22

夏の盛りのひととき

山岡 茂(クリネタ編集団/アートディレクター)

友人と食後に近くの行きつけのBarへ。バーテンダーと3人で馬鹿話。

ボトルの色が気になり、最近ついつい飲む「ブルイクラディ・ザ・クラシックラディ」。このウィスキーはシングルモルトなのだが、他のシングルモルト(例えばラガブリーンやラフロイドなど)と比べ、ボトルのデザインが軟弱。特にティファニーブルーの色。何故にこの様な色と形にデザインされたか不思議。確かに癖も味も軽い。女性向きモルト?

3人で喧喧諤諤、酔いも手伝い話しているうちに、このボトルの他にもとバーテンダーがカウンターの下から「ホレッ」と出してきたのが写真の他の2本。右のボトルはベルベットの真赤な色に包まれ爛れた熟女か、もしくはローマ時代の貴婦人と思わせるデザイン。かの貴婦人の名前は「グランマルニエ」。80年代に流通したリキュール。この薬草酒を飲むと、煉獄の愛の世界に彷徨いそう。

もう1本は、ワインレッドの皮のSMチックなボンテージで包まれ、その太い身体を紐で縛られた異様なデザインのボトル。「ピペ・エイドシック」でゴルチェデザインのボトルである。1999年に流通したらしい。スカッと爽やかなシャンペンでなく、限られた人々しか参加出来ない密室で行われる仮面パーティに置かれている様が目に浮かぶ。

この卑猥な服を着た異界の女性2人に囲まれ、「清楚なシングルモルトの女性は如何に」「彼女の処女性は」などと、他愛もない話をしながら撮影した1枚である。酔いに委せての妄想遊び。チョット淋しいかも。

それにしても日本のパッケージデザイン全般に言える事だが、楽しさ、遊び心が少ないのは、淋しいというより、本当に悲しいことだ。

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