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2016.10.17

イノイズム思想㊴「晩節」

柴田常文(コピーライター / クリエイティブディレクター)

一年も早10月となり、なぜか「晩節」というコトバが浮ぶ。 季節の終わりの時期のことでもあるが、フツーは人生の老後とか、晩年を言う。 「晩節を汚す」という使われ方が一般的だ。 「それまでの人生で高い評価を得てきたにも関わらず、後にそれまでの評価を覆すような振る舞いをし、名誉を失うこと」と辞書に載っている。

天皇の生前退位が話題になっている。これは現天皇が、自分の目の黒いうちに皇太子に後を譲りたいという意志の表明であろう。「晩節を汚したくない」という強い意志ともとれる。なんと清々しく、凛々しい姿勢であろうか。

一方、このままだと晩節を汚すことになりかねないぞ、という方々がたくさんいる。 筆頭は石原前東京都知事だろう。権勢を誇って都政に君臨したバツが、今となって新築地市場にはなかったはずの疑惑の盛り土が、こんもりと表出している。

あの若大将にもゴーストライターがいたとか、いないとか……。 君といつまでも、とはいかなかったようだ。 そういえば、はしゃぐ新垣の影で、あの佐村河内はいったいどうしていることやら? 森川達也監督作「FAKE」は面白かったな。

任期を延長してまで、総理の座にしがみつきたそうな永田町のお方よ! かつての「晩節汚れ組」のお手本が、その界隈には山ほどいるはずですよ。 どうか、憲法改正で名を残す! なんてヤマシイことは考えないでいただきたい。

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